Hollywood 舞台裏情報 Vol. 1

2016年10月6日

※In Style Beauty に2014年に掲載された「徳永優子のHollywood舞台裏情報」連載コラムです。

 

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yukoprofileIn Style Beauty編集部(以下ISB):明けましておめでとうございます。

徳永:HAPPY NEW YEAR!2014ですね。

ISB:既にヘアメイクや着付けの経歴を日本で積んでから、アメリカへ渡られたと伺っていますが、渡米後、ハリウッドでヘアメイクの仕事をされて、今年で何年目になりますか?

徳永:13年になりました。時の流れは早いですね!

ISB:ハリウッドの第一線で活躍されてこられて、特に昨年、印象に残った作品や思い出は何でしょうか?

徳永:昨年、ケイティ・ペリー(Katy Perry)がパフォーマンスをしたアメリカンミュージックアワードの開幕ステージを初めて担当したことですね。

最初、先方から4人の芸者を逆さずりでスピンをさせたいという話しが来たときには、まるでシルク・ドゥ・ソレイユのようだなと思いました。

ISB:すぐにヘアデザインのアイデアは浮かびましたか?

徳永:ケイティ・ペリーのヘアメイクは専属がいましたので、私は、開幕で踊るダンサーや演奏家達25人ほどのヘアデザインを担当しました。お話が来た瞬間、観客を驚かせられるような面白いアイデアが湧きあがってきました。でも、制作側から「失敗は許されない」と言われていたので、周りのスタッフ達は、誰もが間違いなくこなせるようなシンプルなアイデアを希望し、私の斬新なアイデアや要望を理解してもらえるまでにはかなりの時間がかかり、ジレンマがありました。

ISB:本番はどのようなことに苦労されましたか?

徳永:時間との戦いでしたね。数時間の間に20人以上のモダン芸者のヘアを創りあげ、ダンサー達が快適に踊れるように工夫することに、四苦八苦しました。

ISB:その苦労も様々な工夫とチームワークで、すばらしいステージだったんですよね。楽屋や現場では、今年2014年度のエミー賞候補の鍵を握ったと話題沸騰だったと伺っていますが?

徳永:技術的には得意な分野なので、デザイン的には苦労しませんでしたが、チームでは言葉や異文化の壁を越えてひとつのエンターテイメントを創り上げなければならず、そこの難しさは少なからずありました。ですから、素晴らしいチームワークで最大のエネルギーを出し合った結果に対しての周りからの労いの言葉ですから、嬉しく受け止めています。エミー賞の開催を楽しみにしています。

ISB:それでは2014年の抱負をお聞かせくださいますか。

徳永:個人的なハリウッドでの仕事は安定してきています。ですから、もっとプライベートも充実させながら、経営者としてもより充実した年にしていきたいです。私が運営するヘアメイクスクールや4店舗あるサロン以外に、今春にはユニークなサロンをオープンする予定なので、更にスタッフと共に飛躍したいです。In Style Beautyでは、プライベートストーリーからハリウッド海外速報、舞台裏まで情報発信していきますのでよろしくね!!

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